日本最大級のそばと日本酒のイベント

全国の中でも名高いそば処や酒処から選りすぐりの逸品が結集する和の祭典、
「大江戸和宴 そばと日本酒の博覧会」が11月23日から26日までの4日間に渡って開催されました。
今年で2回目となる大江戸和宴をレポートします!
第1回目の2016年は、初回にもかかわらず、
なんと、15万人もの蕎麦と日本酒のファンが集まり大盛況だったそうです。
今年は、新そば、新酒のシーズンに合わせ、11月後半に開催。
お蕎麦エリアでは、全国有数のそば処から20店が参加して、
手打ちそばの実演やゆでたてのお蕎麦を振る舞っていました。

日本酒エリアでは、この時期しか味わえない搾りたての新酒や熟成秋上がりなど、
全国自慢の酒造から銘酒100種が集結。
日本酒3種類飲み比べセットが1000円と、とてもリーズナブルで、
どこのブースも長蛇の列ができていました。

さらに、「ご当地大鍋」と題して、冬の季節にぴったりな、各地の旬な食材を豪快に煮込んだ北海道
の「かに鍋」や青森の「八戸せんべい汁」などの鍋料理を提供するエリアもありました。

代々木公園のイベント広場で行われるフェスティバルは、
比較的若者をターゲットにしたものが多いのですが、
今年は、大江戸和宴は年配の方々の姿も沢山みられ、
昨年よりも人出は多かったようです。

2017年の大江戸和宴
特別ゲストに伝説のそば打ち職人も登場

今回のイベントでは、伝説の蕎麦打ち職人と呼ばれる、翁達磨グループ主宰の高橋邦弘さんが実演し
てくださるというのも大きな目玉の一つです。
東京都内での”そばのイベント”は初参加だそうで、
高橋そばとお目当てに来場した方々も沢山いたようです。
残念ながら、私が高橋さんのブースに並んだ時は休憩されていて、
高橋さんがお蕎麦を打つところを見ることはできませんでしたが、
師匠と直弟子さんたちのドリームチームが打った「もりそば」をいただきました。
お蕎麦の香りも良く立っていて、細麺でもコシがあってツルツルと喉越しが良い、
お上品なお蕎麦でした。
お蕎麦は、長坂翁で製粉された常陸秋そばの新そば。
つゆは枕崎産の本枯れ節をしたもり汁。
わさびは、中伊豆産の高級わさび。
つゆもわさびも香りが良く、とても美味しかったです!

もうひとつ、私が気になったのは、新潟県山岳手打ちそば 一寿さんの韃靼そば。
韃靼そばといえば、ルチンの含有量が多くて健康にとても良いというイメージがあるので、
時々乾麺を買ってきて食べることはあります。
いつもいただく韃靼そばは黒味かかっていますが、
一寿さんの韃靼そばは黄色に近い色。
しかも、ブースには、漫画「そばもん」でも取り上げられていたことが
紹介されていたので、
「これはちょっといただいてみたい!」と、興味を持ちました。

こちらが一寿さんのダッタンそば。
飛魚汁とセットで頼みました。
黄色味が強く、コシがあって、そばの香り豊かで食べ応えがあります。
このトビウオ汁は、最高級品といわれる日本海産のアゴ(トビウオ)、北海道産の昆布、
枕崎のかつお節で3日間かけてお出汁を取っているとのこと。
とても美味でした。

他にも、日本三大そばの一つに数えられる島根県の出雲そば、長野県の信州そば、
日本一の大和芋の生産地、群馬県のとろろそば、
数量限定のスペシャルそばの「芋煮そば」や、越前「かにおろしそば」、
黄色い韃靼そばに金粉を添え、クリーミーなカレー汁で食す「開運・黄金そば」など。
お蕎麦はすべて、一律700円とお手頃価格!
食べてみたいお蕎麦は沢山ありました!
全国の日本酒も集結!

日本酒は、平成の幻と呼ばれる「十四代」、
国内外の賞を総なめにした吟醸酒の山形県「出羽桜」など、
選りすぐりの銘酒100銘柄が数量限定でありました。
日本酒は一杯300〜500円。
大江戸和宴セットの3種飲み比べは1000円。
熱燗もあって、オリジナル益子焼ぐい呑付きは900円。
日本酒好きにはたまりませんね!
さらにご当地大鍋グルメも!

冬の醍醐味、「ご当地大鍋」も全国10地域から出店!
北海道のかにが丸ごと入った「かに鍋」、福岡県博多から「博多もつ鍋」、
新潟県からは佐渡島産の「あんこう鍋」などが、
直径120センチの大鍋で煮込まれていました。
まとめ
とにかく、なかなか行くことができない遠方の全国の逸品が、
こんなに集結して、しかも入場料無料で、一杯700円でいただけるのは
ありがたい!
今回は2人で行って食べきれなかったので、
次回はグループで来て、いろいろ食べ比べしたいと思います。
今回は1日しか行けませんでしたが、
来年も開催されるなら、毎日行っちゃうかも!
来年もぜひ、開催して欲しいですね!!